狩人オリオン。 [天文]

昨日の記事(https://galaxies.blog.ss-blog.jp/2021-02-20)をFacebookでシェアしたら、
ユニコーンからロックバンドネタが出てきました。
(ロックバンドだよね?)
私はそっち方面はさっぱりわかりませんでした(^^;

ま、一角獣座についてはその出自と言いいわれと言い、特に書くほどのものはありません。
無理やり当てはめるなら狩人オリオンの獲物で、猟犬たる大犬・子犬に襲われている、といったところかな?
オリオンの足元のうさぎはとうに仕留められていて、放置されている、と。

狩人たち.jpg


ギリシア神話の中でのオリオンといえば狩りの名手であり英雄の一人ですね。
野蛮で女好きとされることもあります(英雄にはよくあることですが)。
巨人族の一員とされたり、人間だけど別格の偉丈夫とされたり。

彼の死因については、私はあくまで大蠍に刺されてその毒で死んだことにしています。
他には恋人アルテミスの矢に射られて死んだ説、飼い犬たちが狂わされてかみ殺された説(これは別の神話だったかも)、などがありいずれにせよ彼は殺されたんですね。

大蠍説:
詳しい原因は忘れましたが、主神ゼウスの妻ヘラ憎まれており、ヘラの命令で彼のもとに送り込まれた。

アルテミス説:
月と狩猟の女神アルテミスと恋仲にあったとされ、アルテミスの兄・太陽神アポロンに毛嫌いされていました。
オリオンが海で泳いでいるとき、彼の頭部をアポロンの力で光り輝かせ何であるかはっきりとはわからない状態にし、アルテミスに対して挑発します。
アポロン 「いくら弓の名手といえども、あれだけ遠くてはあの輝くものを射抜くことはできまい。」
アルテミス「どれほど遠くとも私に射抜けぬものなど何もない。みよ!」
(実は結構、短気なんですこの女神様)
哀れオリオンは恋人の矢に頭部を射抜かれて死んでしまいました。
波打ち際に上がった恋人の死体を見たアルテミスはひどく嘆き悲しみました。
そしてアルテミスのあまりの悲しみようにゼウスがオリオンを天に上げ、
夜の間だけでも共にいられるようにしたそうです。

飼い犬説:
これは別の猟師の物語だったかもしれません。
ほとんど覚えてないんですが、何らかの理由で神様の怒りにふれ、
いつも連れ歩いていた猟犬が狂わされてかみ殺された、というもの。
だいぶあやふやになってきているので改めて読み返したいな。


オリオン座の星座線を見ると、向かって左から少し上に腕を伸ばしていて、
右側からも腕を伸ばして何かが垂れ下がっているように見えます。
右手に棍棒をもち、左手には盾の代わりなのか?何かの毛皮を垂らしているようです。

うさぎやおおいぬも、星座線から形がわかり名前と一致します。
しかし、一角獣はさっぱりわからないし、こいぬに至ってはなんともかんとも。

あ、大事なことを忘れてた。
・オリオンの右肩(胴体部分、向かって左上の角、赤い星)のベテルギウス
・おおいぬ座のシリウス(おおいぬの鼻、全天一の明るさを持つ一等星)
・こいぬ座のプロキオン(明るい方の星)
この3つを線で結ぶと三角形ができます。
これを「冬の大三角」と呼びます。

あ、、、
冬のダイヤモンドを紹介し損ねてましたね。
時間足りないのでまた今度ね。

タグ:神話 写真
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